Long Groovin'

9月14日よりクラフトビールのインポート&卸しの企業ナガノトレーディングよりMonkishの販売がはじまった。

 

ロサンゼルスの工業団地でその名の通り修道士(monk)のような敬虔さを以て、ひっそりとビールを作っているMonkishの製品はクラフトビアギークの中でも「神の祝福を受けたビール」と評されており、その醸造量も決して多くはないため、アメリカにおいても入手困難なブルワリーとなっている。

 

去年の11月にもナガノが販売していたので東京の代々木で飲んだ。

それきり俺もビアギークの例に漏れずすっかりファンになってしまった。

 

Monkishの醸造家、Henry Nguyenは自らのことをアーティストであり「優柔不断な完璧主義者」と表現する。

 

彼はビールと対話し、真摯にバランスを追求する。

少しでも自分の理想に届かないところがあるビールは捨ててしまうほどの完璧主義者。

 

さながら陶芸家のよう。

 

Henryのファンは多く、新製品の発表時には醸造所にたくさんの人が並び、みんなケースで購入していきあっという間に売り切れてしまうそうな。

 

彼が手がけるビールはどれも世界一と名高い。

 

今回も「Long Groovin' 」というCold IPAが樽で入っていたのでパイントで飲んだ🍺

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シトラとモザイク(どちらもホップの品種名で共に柑橘ぽいアロマが特徴、どちらもIPAでは鉄板ホップ)の完全調和でめちゃうまだった!!

 

すごいぞMonkish!

 

5ℓはのめる…

 

Cold IPAとは普通のIPAと違って、エール酵母ではなくラガー酵母で発酵させたビールのことで、このスタイルが考案された当時、かなり流行っていたHazy IPAという飲み応え重視の濁ったスタイルのアンチテーゼとして産まれた、スッキリしていて飲みやすいスタイルどす。

 

「Cold」というのはエール酵母よりラガー酵母のほうが発酵温度が低いことに由来します。

 

エール酵母を使ってないため、厳密にはIPAではありまへん(ややこしい!)

 

なんか考案したブルワリーがマーケティングのためにIPAと銘打ったらしい。

 

しかしそのスタイルのコンセプトはIPAと呼ぶに相応しい。

 

ラガー酵母を使うことにより酵母エステル香を抑え、よりホップアロマを引き立たせる狙いがあるからね。

 

モルトバランスはアメリカンピルスナーを踏襲し、お米やコーンを使用してクリスピーに仕上げる。

 

まさにラガーとIPAアウフヘーベン!!

 

Cold IPA 、好きなんです。

クリアなボディの中心にホップを意識できるところが良い〜🍺

 

鬼伝説の鬼にハチマキIPAもよかったなあ…

 

もっと流行ってほしいスタイル。

 

IPA好きな人はMonkish見つけたら飲んでみてね、とぶぜ?