名月
ローソンで夜ごはんを買って出た時に見えた月があまりに綺麗だったので、帰るのをやめてローソンの駐車場で踵を返して再度入店し、酒を買い川で月見をした。
今宵の月は中秋の名月。
酒を飲みながらほわんと光るそれをぼうと眺めていた。
そうしていると、だんだんと世界にひとりぼっちみたいな気持ちになる。
けれど侘しさはなくて、なんだか許されたような、安堵の波が胸の内に広がっていく。
宇宙に浮かぶ立派な名月に頼もしさを感じているのかもしれない。
1人でぼんやりしているときがいろんな自分のなかで1番純な自分だなって思う。
Predawnの「Autumn moon」という曲がある。
今日みたいに夜の川で月見をするときの心象にぴったりの曲。
イヤホンがなくて頭の中でずっとループさせていた。