EL PANCHO
メキシコ料理が好きでたまにむらむらと食べたくなる。
そんなときは、心斎橋にあるEL PANCHOにむかう。
EL PANCHOは1979年創業の関西で最も歴史の深いメキシコ料理店だ。
クリスタ長堀の南10出口を出てすぐの心斎橋タワービル8Fで、ひっそりと営業を続けるその店の佇まいはこれ以上ないくらいメキシカン。
↑ネトフリのドキュメンタリー「タコスのすべて」で見たメキシコのレストランの内装そのまんまでわくわくする。
大阪にいながら味わえるメキシコのご当地感!
店員さんに店名の意味を訊ねたところ「EL」は英語で言うところの「THE」で、「PANCHO」とは「Francisco」さんの愛称とのこと(このお店の創業者、あるいはカトリックの聖人のことなのかな?)
↑これはこの前食べたAランチ。
前菜のサラダ、タコスとメキシカンピラフのプレート、それから食後にアイスコーヒーが付いてくる。味は全体的に家庭的で、メキシカンピラフは具がなく素朴で炊き込みご飯のようなほんのり甘い出汁感が落ち着く。
カルニタス(豚肉のほろほろ煮)はやわらかくほぐれていて、味付けのバランスもよく豚肉のうま味を存分に味わえる。
こんなにカルニタスをもりもり食べられるメキシコ料理店はあまりないのでカルニタス好きな俺としてはありがたい。
そしてここはランチもいいのだけど、ディナーのコース利用がおすすめ。
全ての料理が山盛りでたらふく食べられるし(多すぎてちょっとしんどいくらい)店内は照明がほとんど落とされ、談笑にうってつけの落ち着いた雰囲気になる。
暗いお店ってつれあいとの心の距離が近くなる感じがしてうれしい。
ディナーコースではフローズンマルガリータ飲み放題のサービスもあり、マルガリータでへべれけになりながら、ゲストのミュージシャンが店内で弾き語るメキシコのフォークソングに浸った。
EL PANCHO、すてきです。