チベタン・マスティフ
4日前、友達の経営するバーに遊びに行った。
友達はバンドマンで漫画好きで生き物マニアでとにかく俺と趣味が合う。
その友達の奥さんも仕事終わりにそのバーでよく飲んでいて、3人で飲みながら生き物談義に花を咲かせるのがいつもの流れだ。
その日も例の如く動物園の話で盛り上がった。
神戸どうぶつ王国の犬との触れ合いゾーン「ワンタッチ」の話になり、友達はペキニーズが好きでそこにはたくさんいるのでたまらないと言う。
ペキニーズは愛嬌がありとても大人しい犬で「THE 愛玩犬」といった感じだ。
↑これは俺が昔神戸どうぶつ王国で撮ったペキニーズたち。めちゃかわいいねえ。
ちなみにペキニーズの祖先犬とされているチべタン・スパニエルは勤行犬と呼ばれていたらしい。
なんでもチベットの寺院でマニ車を回す役割を与えられていたとか。
マニ車には経文が記されていて、回せば回すほど功徳が得られるので、人間だけじゃなくて犬の力も借りてたくさん回し、功徳をどんどん積むぞ!ということらしい。
犬に功徳を積んでもらうという発想が飼い主の代わりに伊勢神宮を参詣していた「おかげ犬」と共通していて面白いなと思う。
ワンちゃんって人間に近い存在として昔から信用されてたんだなあ。
それから話の流れで、友達にペキニーズに顔が似てるけど対照的な犬としてチベタン・マスティフという大型犬がいると教えてもらった。
どれどれ、とググると完全に獅子のような巨獣の画像がたくさん出てくる。
成犬は体重が80Kg以上もあるらしい。
犬好きだけどこんなのが近所散歩してたら流石にビビるわ…
マスティフの先祖犬とされているらしいね。
そして興が乗ってチベタン・マスティフのwikiの記事の「歴史」欄を読んでいると、チンギス・ハーンが西征の際、3万頭ものチベタン・マスティフ軍団を率いていたとの記述があった。
それを読んで3人とも爆笑。
東から軍用チベタン・マスティフが3万頭もぞろぞろ行進してくるのは想像を絶する光景だっただろう、こわすぎ。
そしてさらに読んでいくとこんな文が。
また爆笑。
たぶん鳴いちゃったんだろうな。
すごいぞチベタン・マスティフ。